ヘアドライヤー「モンスター」は中価格帯のパイオニア

家電卸とメーカー機能を融合したユニークなビジネスモデルを展開する小泉成器。美容家電でも独自性を発揮している。会社全体の売上高750億円のうち、美容家電は約80億円。そのすべてが自社開発品である。商品の8割強がドライヤーやヘアアイロンなどのヘアケアカテゴリーで、全国約4000店舗の家電量販店を中心に需要創造型の売り場提案を行っている。

ヘアケアは、美容家電で最大の市場規模を誇るカテゴリーだ。小泉成器は、競合との差別化を図るために、消費者の生活を守る中低価格帯、生活をさらに豊かにするハイクラス品、そしてニッチ商品と三つのゾーンをバランスよく展開。特にドライヤー市場が美髪効果などの機能を盛り込んだ2万円を超える商品と機能を絞り込んだ5000円以下の商品の二極化が進む中、フルラインをそろえることで、あらゆる消費者ニーズに対応。多様な客層を取り込んでいることが、小泉成器の強みになっている。

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