資生堂のスキンケアブランド「アクアレーベル」に躍動感が生まれている。2023年8月にリニューアル発売した「オールインワンジェルクリーム」(全6品・ノープリントプライス)は、前年比30%超の増収で推移。ブランド全体の増収率も2桁に迫る勢いで、市場活性化への貢献度は高い。その理由の一つは、生活者ニーズに寄り添い、ブランド&商品の価値訴求を工夫したことだ。資生堂ジャパンプレミアムブランド事業本部プレミアムブランドマーケティング本部セルフサンケア・スキンケアマーケティング部アクアレーベルグループの渡邊直人ブランドマネージャーは「『資生堂×成分』の視点が功を奏している」と強調する。

化粧水、乳液の強化で市場活性化をリード

渡邊直人 アクアレーベルグループ ブランドマネージャー

セルフスキンケア市場の活況は、成分を基準に商品を選ぶ生活者が支えている。情報源であるSNSでは、化粧品成分がトレンドに入り、そこから商品との出会いが生まれ、店頭で試してから購入を決める。この流れの中に乗った商品はヒットになる確率が高まるから、SNS上では情報が氾濫することになる。その中でアクアレーベルは、日本の化粧品業界のリーディングカンパニーであり、化粧研究のトップランナーである資生堂のコーポレートブランドを最大限に活用している。

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