コージー本舗のチャレンジが実を結んでいる。例えば、主力ブランド「アイトーク」は、既存のふたえまぶた化粧品だけでなく、スキンケアの夜用目もと美容液「アイトークセラム」を発売。目もとのケアニーズは根強く、反響は上々で、2024年秋には販路を拡大して再発売予定。美容オタクとして有名な指原莉乃をプロデューサーに迎えたコスメブランド「Ririmew(リリミュウ)」は、発売から3年が経っても勢いは衰えず、23年冬のクリスマスコフレは瞬く間に完売した。コージー本舗の戦略について、小林義典社長に話を聞いた。
リリミュウは顧客基盤が強固に
――24年3月期のビジネスは、どのような状況でしょうか。
小林 想像以上に化粧品市場は活気を取り戻していると思います。コロナの5類移行を機に、日本人の外出が増えたこともありますが、それ以上に外国人観光客が化粧品に手を伸ばしています。まだ中国人は以前の水準に戻っていませんから、その他の国・地域の観光客が日本の化粧品に興味を持っていることは、今後の事業展開に期待が持てると思います。
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