コージー本舗は、二重まぶた化粧品「アイトーク」、つけまつげを中心としたアイメイク「ドーリーウインク」で知られる老舗メーカーだ。コロナ禍による外出自粛、バラエティストアの休業、マスク着用の常態化など、さまざまな変化の影響を受ける中で、次の時代を見据えた取り組みが花を開き始めた。多くの愛用者を抱えた既存ブランドとともに、新規ブランドをどのように成長させていくのか。小林義典代表取締役社長に話を聞いた。
事業の柱となる新ブランドが誕生
――コロナ禍で化粧品業界にとって難しい局面が続いていますが、業績はいかがでしょうか。
小林 売り上げは計画通りに推移していますが、その内容は変化しています。これまでコージーの強みであったまつげや二重などの目元商材だけではなく、リニューアルしたネイルブランドの「ネイリスト」、バラエティを販路にした関係会社のブランド「スキューズミー」、さらに指原莉乃さんプロデュースのメイクブランド「リリミュウ」などが業績を支えています。コロナ禍での消費者ニーズの変化を強く感じています。
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