スモールミーティングを重ね部門の壁を取り払う

――2023年6月に社長に就任されました。創業家以外からのトップとして、どのような気持ちで新体制をスタートしましたか。

上月 前社長の10年間は、香りやデザインの強化で、ブランドと商品の高付加価値化にチャレンジし、平均単価とブランド力が一段上がりました。生活者に親しみのある広告を長年続けたことで、企業の認知度も向上したと思います。それでも改善しなければいけないことは山ほどあります。創業家の鈴木喬特別顧問、鈴木貴子会長は全く口を出さず、ほとんど出社もしない。私たち新経営陣に一任してくれたので、組織、人事、サプライチェーンなど、ビジネスモデルを全て見直す気持ちで取り組んでいます。中期経営計画策定に向けて、12のプロジェクトを動かしていますが、いずれも大変な作業の連続です。

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