2023年、ようやく強制的なマスク生活にピリオドが打たれ、日本の化粧品市場も大いに活気を取り戻しました。コロナ禍期間はアイメイクに需要が集中しましたが、フェイスやリップカテゴリーが復活し、久しぶりにフルメイクアップを楽しみながらカラフルで生き生きと自己表現をする女性たちにあふれ、つくづく化粧品は人々にパワーを与える大切な存在だと思います。

日本輸入化粧品協会は2023年も海外との交流を一層活発に深めました。大使館や海外の化粧品協会、貿易省などが主催する日本マーケット&化粧品フォーラム等での数々のプレゼンテーションを通して、いかに多くの国が日本の化粧品マーケットに進出したいと本気で考えているか、その熱い想いを知ることができました。また11月に香港で開催されたアジア最大の化粧品展コスモプロフには、世界中からの膨大な出店数、来場者数に驚くと同時に日本輸入化粧品協会も主催者側との打ち合わせを通していかに今後の関係強化を期待されるかを実感しました。新しいトレンドキーワードであるSDGs、 クリーンビューティ、ビーガン処方などが多く見られました。私たち日本輸入化粧品協会も薬事のプロであることに加えて市場の新しい情報をどんどん吸収発信して行けるよう、一層の努力をしていこうと決意を深めました。

2024年が皆様におかれまして楽しく充実した年でありますように、新年のご挨拶を申し上げるとともに健康をお祈りいたします。

菅野沙織(日本輸入化粧品協会理事長)