資生堂は、皮膚科学研究とAI技術の融合で生まれた独自のアルゴリズムを活用したDNA検査法で最適なケアを提案する「Beauty DNA Program(ビューティー・ディーエヌエー・プログラム)」(1万2000円)を7月21日よりSHISEIDO THE STOREおよび化粧品専門店の一部店舗、9月以降はデパートの一部店舗で本格展開する。また、化粧品業界で初めて「遺伝情報適正取扱認定スタンダード」を取得した。

Beauty DNA Programでは、シワやシミのできやすさ、できにくさなど、個人が生まれ持った肌の特徴や、血中での各種ビタミンの調整能力など、DNAの検査結果に基づいて、美容の専門知識を持ったパーソナルビューティーパートナー(以下 PBP)が化粧品のケアだけでなく、食事、睡眠、運動などの総合的なアドバイスを行う。

DNA検査結果イメージ

2022年3月より実施したテスト期間におけるお客へのアンケート結果では、96%が「友人にも教えたい」、96%が「提案されたケアを取り入れたい」などの好評価を得た。また、お客からの意見を、パーソナルセッションの内容や、結果を閲覧するインターフェースなど、細部にまで反映した。

 

加えて、DNAは「個人情報」であり、取扱いに特に配慮しなければならいことを踏まえ、一般社団法人遺伝情報取扱協会(AGI)が運営する「遺伝情報適正取扱認定スタンダード(認定番号202307045(01))」を、化粧品業界で初めて取得した。同社が開発したDNA検査法を利用した本サービスの科学的根拠と、個人情報保護の客観的健全性が認められたプログラムとして、お客が安心・安全に利用・選択できるように展開する。

同社は2030年に「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」として、生涯を通じて一人ひとりの自分らしい健康美を実現する企業を目指している。パーソナライズサービスであるBeauty DNA Programを通じて、お客の生活習慣をより良いものとし、心身ともに美しく健やかな未来へと伴走するとともに、引き続きデジタルを活用し、お客がいつでも・どこでも・欲しい時に「テイラーメイドなオンリーワン体験(一人ひとりのニーズにあった美容体験)」を提供し、お客の満足度向上と、長期にわたるエンゲージメントを深めていく。