OTC医薬品市場は、新型コロナウイルス感染症の拡大による抗原検査キットの需要急増や、中国のゼロコロナ政策緩和後に発生した感染者急増による総合感冒薬などの特需、花粉の大量飛散による鼻炎治療剤の伸長などにより、前年度を上回る結果となった。また、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年比でも上回る結果となっている。

一方、海外のOTC医薬品市場は、新型コロナウイルス感染症流行によるロックダウンで消費が低迷した20年、21年から市場が回復し、解熱鎮痛剤、風邪薬、外用鎮痛消炎剤などのカテゴリーにおいても回復傾向にある。

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