フレッシュペットフードを狙い食品メーカーが投資拡大

ペットフードは、ペットを家族ととらえる飼育者のインサイトを強く反映するカテゴリーだ。中でも主食系は、栄養バランスや味、原材料、特有の疾病にかかわる機能など、高付加価値化が著しい。「場合によっては、家族よりもいいものを与えたいと考えるほど、こだわりを持つ飼育者も多い」(ペット専門卸エコートレーディングの豊田実社長)から、市場は拡大傾向にある。

2022年の市場規模は、最大カテゴリーのキャットフードが前年比8%増の1600億円で、ドッグフードが3%増の900億円。高付加価値品に限ると、犬用、猫用の合算で8%増の800億円と好調に推移。5年後には20%伸長する見込みだから、主食系の高付加価値化は拍車がかかっている。

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