SNSと話題づくりで「メラノCC」が急成長

セルフスキンケアのヒット商品には共通項がある。効果実感の高い機能性、SNSコミュニケーションによる認知拡大、商品価値が伝わるパッケージや売り場づくりが、それである。これらの要素が連動し、コロナ下の市場を席巻したのが、ロート製薬の「メラノCC」だ。

コロナ前、「メラノCC」は影が薄い存在だった。2005年に発売したシミ予防などの肌悩みに対応する「薬用メンソレータムメラノバスター」を09年にリニューアル。ブランド名を改めても売れ行きは上向かなかったが、コロナ下の「おうち美容」の流行を捉え、ヒット商品に駆け上がった。

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