クラシエホールディングスは、3月22日、2023 年10 月1 日を効力発生日として、クラシエホームプロダクツ、クラシエ製薬、クラシエフーズの吸収合併(以下「本吸収合併」) に関する基本合意書の締結を決定した。

クラシエグループは、VUCA の時代、不確実性レベルが高まる2030 年代以降における、ビジネス環境の激変を乗り越え、これに適合するには従来の延長線上のグループ運営体制では困難であると判断し、メーカー機能を軸に 1 社に統合再編、「クラシエ株式会社」を発足する経営機構改革を実施する。人材や情報・インフラ等のリソースを共有・再配分することで、一層の企業運営の最適化を講じながら、成長し続ける組織への変革に取り組む 。

経営機構改革を通じて、「世界を夢中にする 100 年企業」を目指してグループ本来の綜合力を発揮する「クラシエの綜合化」を実現させ、自然と調和した「医食美・快適」の領域で新たな価値創造やイノベーションの創出を図り、お客・患者への提供価値を高めていく考えだ。

クラシエホールディングスは2023年10月1日付で、本吸収合併を行うとともに、現在のクラシエホールディングスの商号を変更し、「クラシエ株式会社」(英文表記 Kracie, Ltd )を発足。なお、「クラシエ株式会社」への商号変更後も、クラシエホールディングスの所在地、代表の役職・氏名、事業内容、資本金および決算期に変更はない。

また、クラシエホームプロダクツ販売、クラシエ薬品、クラシエフーズ販売、青島華鐘製薬有限公司、威海華鐘製薬有限公司、韓国クラシエ薬品は、「クラシエ株式会社」の完全子会社として 、セキセイT&Cはミヨシ油脂との合弁会社として、引き続きクラシエグループの一翼を担う。

本吸収合併は完全子会社との合併であるため、連結業績への影響は軽微との見通しだ。