謹んで、新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、長期化する新型コロナウイルスの影響は未だ予断を許さない状況ではありましたが、一部のイベント等では行動制限も徐々に緩和され、スポーツ観戦やコンサート会場に観客が集まり、また外食を楽しむ人々も増加傾向にあるなど、「With コロナ」の定着が感じられる一年となりました。冬季北京オリンピック・パラリンピックにおける日本勢の活躍や、サッカーワールドカップでの日本チームの大躍進などのニュースも記憶に新しいところです。一方で、長期化するウクライナ侵攻、世界的な原材料価格の高騰、急激な円安など、不安定な世界情勢に翻弄された1年でもありました。
「常にベストを尽くす」
2023年のクラシエグループ方針は「常にベストを尽くす」としました。
昨年同様、今年の変化についてもまったく予想がつきません。昨日までの常識が一瞬のうちに通用しなくなる今を私たちは生きています。このような不確実な世の中だからこそ、これまでの常識を超え、変わる勇気と覚悟を持って環境の変化に対応していくことに全力で立ち向かっていかなければならないと考えています。与えられた環境や刻々と変化していく毎日の中で、私たちは常にベストを尽くして、日々の業務に邁進していかなければなりません。
「CRAZY KRACIE ~圧倒的な当事者意識とお客様・患者様視点~」
「常識を超える、革新する、夢中になる、変化する、楽しむ、そして誰かと組んで、世界を夢中にし、一生に影響する仕事をする」。そんな会社になること、そして、そんな会社に貢献する人材の集団となることが、私たちの将来のありたい姿です。もちろん 1 年、 2 年で結果が出るはずもなく、完成形に近づくのは 5 年、 10 年先になるかもしれません。しかし、その完成形を目指し全員で力を合わせてやりきった先には、必ず世界中の皆さまから支持される会社になると思っています。売上高や利益だけではなく、絶対世の中にないと困るような会社になると信じています。そのためにもクラシエグループの全員が圧倒的な当事者意識を持ち、お客様と患者様の視点に立った行動を起こしていただきたいと考えています。
卯年にあたる2023 年がクラシエの飛躍と向上につながる一年となることを祈念いたします。
岩倉昌弘(クラシエホールディングス代表取締役社長)