日本が世界に誇る化粧品技術者が新たな挑戦に動き始めた。日本化粧品技術者会(SCCJ)は、2023年12月5日から7日までの3日間、大宮ソニックシティ(埼玉県)で「第1回 日本化粧品会 学術大会」を開く。大会テーマは「What’s next for SCCJ? 未来を紡ぐ多彩な化粧品技術」で、一般研究発表会(口頭・ポスター)、特別講演(島津製作所の田中耕一エグゼクティブ・リサーチ フェローほか)、基調講演、IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)国内報告会、企業展示などを行う。SCCJの役割は、国内外の化粧品産業の発展に寄与することを目的とした学術団体。それが広く開かれた学術大会を新設した狙いは何か。SCCJの𠮷田克典会長に話を聞いた。
業界内外の技術者が集い交流する場をつくる
――日本の化粧品技術の現状について、どのように見ていますか。
𠮷田 IFSCCには国別ランキングがあり、その基準は会員数と発表数に応じた点数の積算です。前者は会員数が圧倒的に多い米国がトップですが、後者は毎年日本とフランスのデッドヒートなんですね。
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