ライオンは2023年2月13日、社長交代を発表した。掬川正純社長は代表取締役会長となり、新代表取締役社長には上席執行役員ヘルス&ホームケア事業本部長の竹森征之氏が就く。新体制の発足は3月30日(予定)で、掬川氏は取締役会議長、最高経営責任者を兼務し、グループ全体の経営戦略を統括。竹森氏は最高執行責任者も兼ね、事業執行全般を統括する。

今回の社長人事は、まさに青天の霹靂だった。同社の歴代社長の在任期間は、掬川氏の前任の濱逸夫氏が7年、藤重貞慶氏が7年10カ月。掬川氏の在任期間は4年3カ月となる。掬川体制はコロナ対応に追われただけに、脱コロナが本格化し、いよいよビジネスを加速させる段階での退任は、誰も予想していなかったことだ。

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