ライオンは、透明な液剤が生み出す新感覚の柔軟剤、ランドリーウォーター「ソフラン Airis(エアリス)」を2023年4月6日に発売する。仕上がりだけでなく、洗濯中の気持ちや空気が、軽やかで前向きになるような体験を提供する。

新商品の発売に先立ち、11月28日に「経営戦略・新製品発表会」を開催。新しい経営戦略として、掬川正純社長は「Positive Habits」(より良い習慣)を提案し、「日々の暮らしには、気が進まない習慣が多く存在するが、すべての生活習慣をポジティブなものに変えていきたい」と語った。

「Positive Habits」の成功要件については、「Effective(性能・期待を超える効果)、Emotional(前向きな気持ち)、Ethical(社会や地球全体への良い効果)の3Eをバランス良く提案することが必要」と説明し、カテゴリーを超えた付加価値の高い新商品を今回、来年6月上旬、来年12月上旬の3連続で投入予定であると発表した。

 

続いてヘルス&ホームケア事業本部ファブリックケア事業部の横手弘宣部長が「Positive Habits」の第1弾である、柔軟剤ランドリーウォーター「ソフラン エアリス」について説明。衣料用洗剤・仕上剤カテゴリーで年間800億円の売上拡大を目指すとし、特に柔軟剤では、防臭と香り(高残香)の選択肢の二極化が進んでおり、脱コモディティ化と単価・使用回数の向上が必要と指摘。「柔軟剤の新しい選択肢、新しいジャンルとして『エアリス』を提案したい。すべての洗濯体験を、軽やかに、前向きに変えていきたい」(横手部長)と語った。

「ソフラン エアリス」は、香り、着心地、デザインの3つの新感覚を提供する。香りでは、ネイチャーエアー製法による自然な状態で漂う香りと、エアリーブルーミング技術による瞬時に空間に香り立つ新体験を提供。香りのバリエーションはPatio(パティオ)、Balcony(バルコニー)、Poolside(プールサイド)の3種類をラインアップした。

着心地では、従来の液剤の主成分を抜本的に見直し、ライオン独自の開発成分「特殊シリコーン」を新たに採用した「エアリーフィール処方」により、さらりとした肌触りと空気のように軽い着心地を実現した。

デザインは、今までの柔軟剤になかった透明な液剤が一目で分かるように、透明で洗練されたボトルを採用。置くだけで、ランドリールームを洗練された空間に演出する。

トークセッションでは、タレントの小堺一機と関根麻里が登壇。透明な液剤について、関根は「水のように澄んでいて、さらっとしています。これが柔軟剤なんですね」と驚いた表情を見せ、洗濯の実演を通して「エアリス」の香りを体験した小堺は「香りでこんなに気持ちが変わるんですね」と話していた。「さらりとした着心地」については、ビーズを用いた実験傾斜台をセットし、デモンストレーションを実施。従来品はビーズがくっついた一方、「エアリス」はビーズがすべてさらさらと落ちていき、小堺は「本当にすごいですね」と感嘆していた。

最後に「4月の発売ですが、今からワクワクしています」(小堺)、「私もPositive Habitsで日々を過ごしていきたいです」(関根)と語り、笑顔でイベントを締めくくった。

月刊『国際商業』2023年02月号掲載