ポーラは、東京都が実施する「令和4年度東京都女性活躍推進大賞」の産業分野にて大賞を受賞した。
同社は、「私と社会の可能性を信じられる、つながりであふれる社会を目指したい」という思いで、誰もが人、社会の可能性を信じ、主体的に人生を選択することができる未来を描き、アクションをおこしている。100周年を迎える2029年に向けて、「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」という行動方針を掲げ、一人一人が「Care =心づかい」を広げ、人・社会の可能性の拡張を目指している。
その起点となる、目の前の「人」をケアする上で、特に重要視しているのがジェンダーエクイティの実現とそのための女性エンパワーメントである。その取り組みの一環として、女性エンパワーメントを社内外に強力に推進、社員のジェンダー意識改革、次世代へのキャリア教育の支援などが評価され、受賞にいたった。
「東京都女性活躍推進大賞」は、全ての女性が意欲と能力に応じて、多様な生き方が選択できる社会の実現に向けて、女性の活躍推進に取り組む企業や団体及び個人に「東京都女性活躍推進大賞」を東京都より贈呈されるもので、平成26年度(2014年)に創設された。
ポーラが行った社内に向けた取り組みでは、社員のジェンダー課題の意識改革として、ジェンダー課題研修の展開やジェンダー課題に精通した社員づくりを実施。女性社員のキャリアの主体的選択に対するエンパワーメントでは、不妊治療、卵子凍結に関する福利厚生を強化。男性社員の育児休業取得100%に向けた推進では、ジェンダーバイアス研修を展開した。
社外に向けた取り組みでは、ステレオタイプからの脱却を発信し、UN Women(国連女性機関)が主導する「アンステレオタイプアライアンス」に参画。女性のエンパワーメント推進では、「持続可能な未来のために広げるべき、女性の可能性」についてメッセージを発信したほか、母の日に合わせて「さまざまなお母さん」をエンパワーメントするメッセージを発信した。また、次世代へのキャリア教育の支援として、朝日新聞社と共に、冊子「10代のためのジェンダーの授業」を作成し、全国の公立小中学校に配布。任意団体「ジェンカレッジ」が展開する「ジェンカレ」の運営にも協力した。
ポーラは創業以来、女性の力を信じ、女性が可能性を広げて生きられるよう応援してきた。今後もさまざまな取り組みを通して、誰もが自分の可能性を諦めず、主体的な選択をし、自分らしく生きることができる社会を目指していく考えだ。