ブレない戦略を化粧品専門店が支持

コーセーのハイプレステージブランド「コスメデコルテ」が飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している。インバウンドを除くと、今年度は過去最高の実績を樹立する見込みだ。2021年9月に発売した美容液「リポソーム アドバンスト リペアセラム(以下、リポソーム)」は1年で累計出荷数が90万本に到達。11月には100万本に届く勢いだ。22年10月にスタートしたリポソームの定期お届け便も、受注数が計画を上回っているという。また、同年2月発売のスキンケアシリーズ「イドラクラリティ」は、ブランドの課題だった20代の若年層を獲得。しかも2品、3品と購入する愛用者が増えている。そして4月発売のリキッドファンデーション「ゼンウェア フルイド」は、素肌の美しさが引き立つ、と話題沸騰。9月発売の夜用クリーム「リポソーム アドバンスト リペアクリーム」は、発売4日で1カ月の目標をクリアと好スタートを切った。

リポソーム アドバンスト リペアセラム

リポソーム アドバンスト リペアクリーム

定期お届け便は、新たな試みとして店舗とオンラインの両方で実施

新型コロナは化粧品市場に強烈な逆風になった。昨今は人流が戻り始めたとはいえ、化粧品需要の回復は道半ばである。にもかかわらず、コスメデコルテが成長軌道を描けるのは、組織の壁を越えた取り組み抜きに語れない。研究開発、商品企画、プロモーション、営業など、コーセーの各部門がシームレスに連携するだけでなく、ブランドの主力販路である化粧品専門店との協業が広く、深くなっている。つまり、メーカーと小売業の垣根を越えた「チームDECORTÉ」の誕生がブランド躍進の原動力になっているのだ。

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