ユニ・チャームは10月24日、インドネシア現地法人PT Uni-Charm Indonesia Tbk(ユニ・チャームインドネシア)が、乳がんの定期的なセルフチェックによる早期発見・治療を促す「ピンクリボン活動」を支援すると発表した。

同取り組みの一環として、インドネシア国内の生理用品ブランド「Charm」の公式サイト上において、乳がんの定期的なセルフチェックに関する情報発信に加えて、乳がん財団の活動を支援する。また、乳がん財団に加えて保健省とも協働し、「乳がん」の早期発見に向けたスローガンである“AYO SADARI SETELAH MENSTRUASI”(インドネシア語で「生理が終わったらセルフチェックをしましょう」)を発表した。

世界保健機関によると、全てのがんに占める、乳がんの割合は高く、新規発生率の約1割強を占めているという。インドネシアにおいても乳がんの患者は増加しており、その原因の一つに「乳がん検診に対する意識の低さ」があるとされている。

一方、乳がんは適切な知識を身につければ、自分で発見できるがんでもあり、こうした背景を踏まえて、ユニ・チャームインドネシアは、2021年から乳がんに関する正しい知識の伝播や、がん検診の受診率向上に貢献するべく活動を始めている。

ユニ・チャームインドネシアによる「ピンクリボン活動」への取り組みは、①定期的なセルフチェック(インドネシア語で「SADARI」)を啓発するデザインパッケージの展開②デジタル動画制作による早期発見を啓発――の二つのほか、同社内において女性社員に乳がんの早期発見の重要性を理解してもらうために乳がん月間を設け、定期的なセルフチェックの説明会実施とマンモグラフィー検査を推奨している。

①では、生理用品ブランドである「Charm」から、定期的なセルフチェック啓発するデザインパッケージの発売を予定。また、乳がんの早期発見に向けたスローガン“AYO SADARI SETELAH MENSTRUASI”を掲げて、生理日から7~10日後に定期的なセルフチェックすることを促し、乳がんの早期発見を目指す。

②では、セルフチェックの方法を分かりやすく学ぶことができる動画を制作し、SNS等で配信することによって、乳がんの早期発見方法を伝達する。