アルビオンは9月28日、化粧品原料として世界初となる界面活性剤「ビス(ヒドロキシエチル)オレイルアンモニウムエチルリン酸べへニル」を日油(東京都渋谷区)、奈良女子大学(奈良市)と共同開発した発表した。
アルビオンは高級化粧品メーカーとして真に価値のある商品をお客へ届けるため、植物をはじめとした原料、サステナブルなパッケージ、独自の製剤化技術など多岐にわたる研究に取り組んでいる。
そうした中、高い肌効果や機能性を持つ化粧品原料の研究開発は、アルビオン独自の製剤化技術に必要不可欠と考えのもと、2018年から日油、奈良女子大学と共同で新たな界面活性剤の開発研究を行ってきた。
研究開発を進める中で、「ビス(ヒドロキシエチル)オレイルアンモニウムエチルリン酸べへニル」が微細な小胞体の形成や、水分蒸散抑制機能を持つことを見出し、化粧品原料として世界初の界面活性剤の開発に成功した。この研究結果は、今年イギリス・ロンドンで開かれた国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)の国際学術大会で発表。
アルビオンは、同原料・研究内容を応用し、メイクアップ製品やスキンケア製品へ積極的に配合する予定だ。