フィッツコーポレーションは、人気フレグランスブランド「ヴァシリーサ」より、新ライン「カーム」を発売する。8月10日からアットコスメ全店舗、札幌三越、フィッツオンラインストアにおいて先行販売を開始。その後、9月3日から一般発売を予定する。

美しい風景と、それを映し出す豊かな心を賛美し表現した同ラインは、「ウィステリアハニー」「イヴカシス」「ウッディグリーン」の三種をそろえ、それぞれ50ミリリットル・4950円と既存ラインに比べて高級な価格帯で展開。香りの構成、原料、ボトルと、それぞれに新たな特徴を備えた新ラインだ。

発売に先がけ、8月1日には新宿御苑・大温室にて新製品発表会を実施。緑豊かな会場で、製品の開発者であるエヌイグレック社の千田圭祐氏、フィッツコーポレーションの泉水紫帆氏の二人が登壇し、開発秘話としてそれぞれ製品デザイン、ブランドビジュアルで苦労した点、そしてこだわりについて語った。

同商品の特徴は大きく三つ。一つ目が、一般的な「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」の3段階であらわされる香りのピラミッドに、「ローワーミドルノート」「ボトムノート」の2段階を加えた香りの構成「クロノスノート」を採用したことだ。これにより、滑らかにゆったりと移り変わる、繊細で奥深い香り立ちを実現。

二つ目は、天然香料へのこだわりだ。香料の一部に、それぞれの香りの風景の中でキーとなる植物の天然香料を配合した、「自然由来」の香りづくりに挑戦。

「ウィステリアハニー」は爽やかなリーフィグリーンに、力強く枝を伸ばし優美な花を咲かせる藤の花で凛とした意志を持った女性像を描く。

「イヴカシス」には、オレンジ、レモングラスといったフレッシュな香りと、ペッパーのアクセントを携えつつ、華やかに咲き誇るイヴピアッチェとカシスによって、柔らかく包み込む光のように思いやりある女性像を表現する。

「ウッディグリーン」は、ラスト、ボトムのガイアックウッド、パチョリを中心に、柔らかな柑橘にローズマリーとゼラニウムの豊かなグリーンノートが重なり、華やかに咲くローズとフランキンセンスがふくよかさを与えることで大地のエネルギーを取り込む穏やかで寛容な女性像を象徴した。

三つ目のこだわりとして、ボトルに、越前織の布ラベルを採用。布特有の有機的な柔らかさと、さまざまな有名ブランドの洋服のタグ製作で培われた繊細な表現力が特徴で、カームブランドの柔軟さや寛容さを表現する。