太陽油脂と凸版印刷、パルシステム生活協同組合連合会が、原料、包装、リサイクルまで持続可能性を追求した「地球の未来にまじめなボディソープ」(本体500ミリリットル・1078円、付替用500ミリリットル・968円)を共同開発し、9月6日にパルシステム利用者からの注文受付を開始した。これに先立ち、9月1日に「地球の未来にまじめなボディソープ」オンライン発表会を開催。

太陽油脂が商品(ボディソープ)製造、凸版印刷が容器製造、パルシステムが企画・流通に携わる同商品は、浴用商品では国内で初めて紙パックを採用。パーム油やオリーブ油など原料も環境や人権に配慮しており、使い終わった紙パック容器は回収され、トイレットペーパーなどに生まれ変わる。初年度の販売目標は、本体が4万個、付替用が2万3000個で、計6万3000個を目指す。

本体

付替用

「地球の未来にまじめなボディソープ」は、ほどよい泡立ちと泡もちとともに、さわやかなシトラスの香りを楽しめ、洗浄後は肌がしっとり潤う心地よい洗い上りが特長のボディソープ。パルシステムの生活用品1課長・酒井真澄氏は、同商品について「パルシステムの力だけでは決して開発できなかった。凸版印刷さまのこれまでにない紙パッケージ容器の製造技術、そして太陽油脂さまにはパルシステム指定の産直原料を快く受け入れていただき、製品として完成することができました」と語る。

ボディソープの開発に携わった太陽油脂の人事総務グループ副部長・藤澤雅人氏は、「『地球の未来にまじめなボディソープ』の開発する際に、二つの使命がありました」と語る。一つ目は、環境保全や労働環境が確認された食品グレードの産直原料を採用すること。二つ目は、パルシステム組合員のニーズを汲み取ること。

一つ目について、藤澤氏は「化粧品グレードのオイルと違い、食品グレードのオイルならではの扱いの難しさがあった。この難しさを克服して、如何にボディソープの良さを引き出すかという課題に対し、当社ならではの食用加工油脂の技術とノウハウを応用しました」と説明。二つ目については、組合員にアンケートを実施し、その結果「低刺激」「泡立ち」「保湿感」へのニーズが高いことがわかった。「これらのニーズをバランスよく満たすボディソープを実現するために当社がこれまで培ってきた石けんの技術とノウハウを応用しました。パルシステムさまと幾度となく試作を繰り返し、組合員さまのニーズに応える製品が完成しました」(藤澤氏)と自信をみせる。

容器には、凸版印刷が開発したプラスチ ック容器から代替可能な紙パック「キューブパック」を採用。これにより、パルシステムの既存品と比較で 7 割以上のプラスチック使用量削減を実現する。凸版印刷の関西ビジネスイノベーションセンター課長・甲〆勲氏は、「実際に使われるのは中身(ボディソープ)ですが、製品の思いを伝える役目がパッケージにはあります。パッケージを見て、パルシステムさま、太陽油脂さまの思いを使用される方々と共有していただけたら光栄です」と容器への思いを語った。

パルシステムの宅配では、配付したカタログや牛乳パック、リユースびんなどを回収しており、今回発売する「地球の未来にまじめなボディソープ」も回収対象に加え、ティッシュペーパーやトイレットペーパーの原料としてリサイクルされる。パルシステムの2020年度の紙パック回収率は 61.1%で、「地球の未来にまじめなボディソープ」も同程度の回収率を見込む。