資生堂は、第15回「資生堂女性研究者サイエンスグラント」の受賞者10名を決定し、この6月に発表。その授賞式を7月14日に資生堂グローバルイノベーションセンターにおいて開催した。3年ぶりのリアル開催となる同授賞式では、「女性研究者の活躍が創る未来」をテーマに、さまざまな課題に立ち向かいながら研究を続ける女性にエールを送った。

受賞者を代表してあいさつに立った国立大学法人東北大学大学院生命科学研究科の常松友美助教は、「本グラントは将来指導的立場を目指す女性研究者の支援と育成を掲げておられます。近い将来私も指導的立場を目指すものとして大変勇気づけられています。女性研究者を取り巻く環境についてお話させていただくと、昨今、研究業界では、女性限定公募がありますが、根本的なこととしてはマイノリティの方が生きづらくない世の中になっていくことが重要ではないかと考えています。もう一つ、自分が傷ついた時に声をあげることが重要だと思っています。研究者の世界は非常に狭い世界。その中で声を上げることは非常に勇気がいることですが、この世界を変えていくためには、届くようになるまで私たちが声を上げ続けることが重要と考えています。もちろんすごく難しいことだと分かっていますが、みなさんが考えるきっかけになれば幸いです」と語った。

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