観察力のある人材を育てる

パラエルモサの戦略の軸はぶれない。コロナ下の見通しが難しい状況にあっても、引き続き特徴のある製剤開発を事業の根幹として定め、生活者のニーズを先取りした商品づくりにつなげている。2021年9月には肌箋舎と共同開発した洗顔とオールインワンセラムのメンズコスメシリーズを市場に投入したほか、ヘアカラートリートメント、カラーシャンプーといった新商品も発売。コロナの最中にあっても着実に差別性の高い製剤を生み出している。

パラエルモサの前澤大介専務取締役は、「コロナ下では市場投入につなげられないもどかしい状況もありましたが、一方では製剤開発は地道に続けてきたこともあり、ODM提案につながるストックをためることができました。コロナが収束した際にはそれらが一気に花開くことに期待が高まります」と語る。

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