矢板新工場開設で品質保証レベルをさらに高める

コロナ下での2年間の経験をどう次に生かすか。東色ピグメントの鴫原靖宏社長は、「コロナが落ち着いてきたとしても、元に戻った、と安易に考えていては生き残れないと思います」と慎重な姿勢を崩さない。未曾有のパンデミックによって、在宅時間の増加、買い物のオンライン化などさまざまな場面で消費者の生活がこの2年で大きく変わった。たとえ感染者数が落ち着いて以前のように外出する機会が増加したとしてもその意識は元に戻らないだろう。

「以前は、消費者の変化といえば連続したなだらかなものだったが、コロナをきっかけにその連続性は途切れ、がらりと様変わりした」(鴫原社長)。だから、同社は、これからの業界のメインターゲットとなるミレニアル世代やZ世代の価値観、ひいては取引先のニーズを汲み、次世代を見据えた商品の開発・生産に力を入れる考えだ。

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