ポーラは、大分県立日田三隈高等学校・大分県立宇佐産業科学高等学校の2校で実施される令和4年度「美意識を磨く学習プログラム」において、ポーラの「自己発見プログラム」が採用されたと発表した。これは、大分県教育庁高校教育課が主催した公募型企画提案競技(コンぺ)に応募し、決定したもので、ポーラは今年度、各高校で講師・スタッフとして、実際に授業を行う。

「美意識を磨く学習プログラム」は、生徒自らが自信を持って、自らを導いていくために、自己認識、自己発見プログラムを通して美意識(自分の思い・自分の軸)の種を探し磨いていくとともに、非認知能力を育成することを目的に、大分県教育庁高校教育課が考案したもの。

プログラム受講後の生徒に、①自信がつき、自分の意見をより積極的に述べることができる②自分の軸(信念・価値観)が見つかり、人生における選択・判断に迷わず行うことができる③今後のキャリアなど迷いが生まれた際に、自ら内省することができる――といった変化が起こることを目指している。

提供するポーラの企画は、同社国内外の販売員教育を専門とする部署が人材開発のために行っている研修プログラムの経験を生かして開発したもので、「自分と他者と素直に対話し、抵抗感をなくす」「感受性を開く」「自己理解を深める」の3ステップで進路・将来に向けて自分の思い・軸を発見し、最後には将来の自分のビジョンを描ける状態を目指す。ゲーム感覚で楽しみながら自己内省を行うため、アートに触れたり、コラージュを作るなど、カリキュラムの多くはワークショップを実施する予定だ。