ポーラは5月27日、乳がんに罹患した人に向けたスキンケア・メークのアドバイス冊子を制作したと発表した。同冊子は「ピンクリボンのお宿ネットワーク」に加盟している全国100カ所以上の宿泊施設に配布する。
同冊子は、乳がん罹患者に、自身の肌や心の変化と向き合いながらお手入れすることで豊かな時間を過ごしてもらえるよう、また、メークをすることで前向きな気持ちになったり、新しい自分を発見して元気になるようにと願い、ポーラがオリジナルで制作した。
洗顔・保湿・UVケア等の基本から気をつけるべきポイント、生き生きと明るい印象に見せるメーク、眉毛が脱毛した場合のアイブローの描き方や帽子・ウィッグに合わせる方法などもイラストとともに紹介している。
「ピンクリボンのお宿ネットワーク」は、乳がんを患い、手術を受けて回復の道を歩みながらも、術後の痕を気にして旅をあきらめてしまう人たちに、誰の目も気にせず旅に出かけてもらい、心ゆくまで旅館・ホテルでの入浴などを楽しんでほしいという目的で、全国の病院・看護団体とホテル・旅館が連携し、乳がん治療を受けた人の旅をサポートするために2012年に設立された。ポーラは21年に、「ピンクリボンのお宿ネットワーク」に会員登録している。