ファンケルは、「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定されたと発表した。

イギリスのグローバルインデックスプロバイダーであるFTSE Russell社により構築された「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」は、各セクターにおいて相対的に、環境、社会、ガバナンス(ESG)の対応に優れた日本企業のパフォーマンスを反映するインデックスで、セクター・ニュートラルとなるよう設計されている。また低炭素経済への移行を促進するため、特に温室効果ガス排出量の多い企業については、TPI経営品質スコアにより改善の取り組みが評価される企業のみを組み入れている。

ファンケルは、2018年6月に「ファンケルグループ サステナブル宣言~未来を希望に~」を策定し、持続可能な開発目標(SDGs)と足並みをそろえて、持続可能な社会の実現に貢献していく意志を表明。21年5月には、第3期中期経営計画においてサステナビリティ戦略を策定し、「環境」「健やかな暮らし」「地域社会と従業員」の三つを優先的に取り組むべきテーマとして掲げ、現在、テーマごとに定量目標を設定し、具体的なアクションに着手している。

例えば、「環境」における気候変動対応として、「2050年度までにCO2排出量を実質ゼロ」の目標を掲げている。長期的な視点で予測される機会とリスクを抽出し、緩和と適応の両面から気候変動に取り組むことにより、脱炭素社会に貢献していく考えだ。