アイスタイルの2022年6月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比9.6 %増の171億900万円と増収、営業利益、経常利益、純利益はそれぞれ6億3300万円、6億9300万円、6億300万円の欠損となった。

売上高は、21年10月以降の人流の戻りと化粧品需要の回復を受けて、Beauty Service事業におけるECのスペシャルイベントの売上拡大を含むECの成長と店舗の増収があったことに加え、On Platform事業の広告・ソリューションの増収等が寄与し、過去最高となった。営業利益は、、賞与引当金繰入の増加や、On Platform事業におけるソフトウエア償却費の増加等により前年同期比で減少したものの、計画通りに進捗した。

事業別売上高では、On Platform事業が8.4%増の37億400万円。新型コロナウイルスの影響により、依然としてクライアントの予算が保守的であったものの、マーケティングサービス「ブランドオフィシャル」を用いた分析・プロモーション施策・販売まで一貫したマーケティング提案等が功を奏し、増収となった。

Beauty Service事業は、14.5%増の105億5700万円。、ECでは、外出自粛による需要増に加えてECのスペシャルイベントにて過去最高の流通総額を記録したことなどにより、26.3%伸長した。店舗では、21年10月に緊急事態宣言が解除されたことにより、大型旗艦店で20年1月のオープン以来過去最高の売上高を達成し、6.5%増収。その結果、事業全体でも増収となった。

Global事業は 1.3%減の23億8500万円。21年8月に子会社化したGlowdayz,Inc.(韓国)の損益計算書を連結したことにより増収。香港の店舗は、新型コロナウイルスの影響が依然として続いており、21年7月から同年8月に2店舗を閉店したが、既存4店舗が増収したことにより売上高は前年同水準での着地となった。

22年6月期通期連結業績予想は、前回予想を据え置いた。売上高が26.7%増の392億円、営業利益が5億円、経常利益が4億円、純利益が20.9%減の3億円と、増収および営業利益の黒字転換を見込む。