圧倒的なブランド力で売り上げシェアを維持
資生堂は、14年連続売り上げ№1(※1)のエイジングケア(※2)ブランド「エリクシール」の強化に動く。コロナ禍で生活者の化粧ニーズは変化している。根本的な美、すなわち肌が本来持つ美しさの実現に対するニーズが高まっている。実際、資生堂が実施した調査ではスキンケアに対する関心が着実に高まっていることが分かった。ウィズコロナの今は肌悩みをマスクで一時的に隠せば良いが、近い将来のアフターコロナに備え、肌を整えたいと考える生活者が多い。そこでエリクシールは製品、プロモーション、デジタル施策などさまざまな接点を構築し、ブランド価値を高めることで、日本市場における地位をさらに盤石にする考えだ。
※1 インテージSRI、SRI+基礎化粧品(スキンケア)市場メインシリーズ
ランキング2007年1月〜2020年12月推計販売金額
※2 エイジングケアとは、年齢に応じたうるおいケア
ブランド強化策の軸は、化粧水・乳液を中心に据えた長期愛用者育成である。化粧水・乳液はコロナ禍でも生活者の使用頻度や継続使用率が高く、安定しているカテゴリーだ。それに加え、「エリクシール」の既存ユーザーの化粧水・乳液の併買を促進することで、ブランド年間購入金額で約4.5倍、購入(来店)回数で約2.8倍に高まっている。
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