理美容業界でSDGsにかかわる取り組みが動き出した。ヘアサロン業界は、パーマ剤、カラー剤、シャンプーなど化学薬品の排水など、環境課題を抱えている。メーカー、ディーラー、ヘアサロンそれぞれが単独でSDGs目標を掲げ、施策を進めているが、ここにきてメーカー、ディーラー、サロンに横ぐしを通した団体が発足したのだ。
モッズ・ヘアを展開するエム・エイチ・グループの半沢勝己氏が声をかけ、メーカーはロレアルプロフェッショナル、ディーラーからは、ガモウ、きくや美粧堂、ダリア、ヘアサロンはモッズ・ヘアといった業界のプレーヤーが名を連ねるほか、エネルギーベンチャー企業のENECHANGE、理美容サロン専門のクレジットカード決済代行、サロン保険、サロンシステムを提供するライトスタッフ、美容サロン向けITソリューションを提供するTBCSCATなど業界外の企業も参画する理美容SDGs推進協会が発足。理美容業界におけるSDGsの達成、環境経営および経営のDXを普及・啓発・推進させることを目指す。製配販の垣根を超えたSDGsにかかわる団体ができるのは初めてのこと。裏を返せば理美容サロンの環境対応が待ったなしの段階にあることがうかがえる。
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