原油高に伴うコスト高とコンテナ船不足のダブルパンチ。このグローバル物流の問題は長期化しており、依然として改善の見通しは立っていない。海外輸出に商機を見出す化粧品業界にとって、頭痛の種となっている。

原油価格の高騰は、バンカーサーチャージ(燃費の増減時に通常料金に付加あるいは割引する料金のこと)を引き上げている。公益財団法人日本海事センターが2021年8月に公表した「主要航路コンテナ運賃動向」によると、日本・横浜(積み地)から米国・ロサンゼルス(向け地)までの20フィートコンテナの運賃は、20年7月に1740ドルだったのが、21年7月は7370ドルに跳ね上がった。わずか1年で3倍を超える値上がりである。

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