自宅でサウナを楽しめるクロスセルがヒット

消費者の入浴習慣は、このコロナ禍で大きく変化した。浴室の消費財の需要は確実に高まっており、価格訴求ではない新たな価値提案に焦点が当たっている。その変化の要因の一つは、感染症対策の一環だ。手洗いうがいの徹底はもちろんのこと、衣服や髪、顔などに対しての衛生意識が一挙に高まり、「帰宅したらすぐにお風呂に入る」という新たな習慣が生まれた人も多い。自然、これまでよりも浴室の利用回数や入浴回数が増え、消費財の回転は速くなった。

もう一つの要因は、在宅時間の増加だ。これまでは通勤などで浴槽にお湯をはる習慣がなかった消費者も、在宅ワークへの切り替えなどが進むことで、自宅でゆっくりと入浴する時間をとるようになった。

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