宮脇咲良がブランド大使を務める、中国コスメ「FlowerKnows(フラワーノーズ)」は、夏の新シリーズ「CherryLove(チェリーラブ)」を8月中旬から全国のバラエティショップにて順次店頭販売を開始。発売に先立ち、8月6日にオンライン発表会を開催した。フラワーノーズの楊子楓(BAOZI)CEOと、中国コスメの日本進出をサポートし、フラワーノーズの日本展開においてトータルプロモーションを行うMoldBreaking(モールドブレイキング)の郭兮若(カク・ケイジャク)代表が、新シリーズ「CherryLove」の紹介や日中コスメ市場について説明した。
![](https://kokusaishogyo-online.jp/wp-content/uploads/2021/08/0faf98347997b56a617555e4d92b61e7-225x300.jpg)
CherryLove
フラワーノーズは、2016年に杭州で設立された中国コスメブランドで、少女風路線を歩み、メインユーザーは18~24歳の女性。ブランドの長期目標は商品の使いやすさを基本とし、Z世代の消費者に独特な娯楽体験と生活方式を与えること。20年1月に日本に正式進出。日本での取扱店舗は1000店舗に達しており、21年末までに2000店舗展開を目標に掲げている。
新シリーズ「CherryLove」は、レトロで懐かしいヴィンテージ風コスメで、「グリスニングウォーターティント」(全12色・1760円)、「レトロマグネティック アイシャドウパレット」(全5色・1980円)、「グリッターリキッドアイシャドウ」(全5色・1430円)、「レングスニング マスカラ」(全5色・1760円)の4アイテムをそろえる。
「グリスニングウォーターティント」は、保湿成分配合で一日中潤う唇を演出すると同時に、12色と多彩なので、どんなメイクにも合わせることができる。「レトロマグネティック アイシャドウパレット」は、精緻なデザインで持ち運びがしやすく、粉がきめ細かく、多彩な質感でミステリアスかつ色っぽい目元を演出することができる。「グリッターリキッドアイシャドウ」は、目元をピンポイントにアレンジでき、涙袋にも最適だ。「レングスニング マスカラ」は、日常使いから新鮮感のあるベリー色の5色展開で、まつ毛をきれいに長く見せることができる。
![](https://kokusaishogyo-online.jp/wp-content/uploads/2021/08/03c35231c22ae9c7928c33ff80ed3af5-300x187.png)
グリスニングウォーターティント
レトロマグネティック アイシャドウパレット
![](https://kokusaishogyo-online.jp/wp-content/uploads/2021/08/debe835614fcf544599197c7ce19af1d-300x276.png)
グリッターリキッドアイシャドウ
![](https://kokusaishogyo-online.jp/wp-content/uploads/2021/08/db64d8b82d38653da26341d786ed2d6e-300x147.png)
レングスニング マスカラ
フラワーノーズの楊CEOは、「『CherryLove』を設計するとき、多くのユーザーの意見とアドバイスを参考に、可愛いパッケージであると同時に持ち運びやすく、さらに使いやすいよう、特徴あるデザインかつ非常に質の良い商品に仕上げました。日常的なメイクも華やかな個性的メイクもお任せで、単品でも組み合わせて使っても理想の効果が得られます」と自信をみせる。
日本における中国コスメの注目度について、モールドブレイキングの郭代表は、「今年に入って一気に中国コスメに関する話題が増えてきたかと思われるが、フラワーノーズを初め、今後、中国コスメも日本で堂々と認められると期待できます」と語る。
また、日中コスメ市場についは、「近年、中国市場で注目されている新鋭コスメブランドは、国内市場のシェアを確保しつつ、海外進出もようやく目指す余裕がでてきた」(郭代表)と述べ、その中で、日本市場を最初の試練として目指している企業が多いことを指摘した。日本国内でもユーザーだけでなく、同業者もこの変化を捉え、注目しているという。
![](https://kokusaishogyo-online.jp/wp-content/uploads/2021/08/32228665e50a962cd22f730f4a8e3216-300x200.jpg)
オンライン発表会の様子。フラワーノーズの楊子楓CEO(左)と、モールドブレイキングの郭兮若代表
続けて、郭代表は、中国企業のポイントと特徴について、①中国コスメの多くは商品開発を日系や欧米系OED/ODM工場と同じ所に委託することで安心安全基準をクリア②以前は短期間での迅速な開発スピードを誇っていたが、今年に入ってからはより高品質な物を提供できるよう徐々に時間をかけた生産にシフト③ECやSNSなどオンラインを中心に展開することがほとんどで、デジタルマーケティングを得意とする④商品のデザインやパッケージなど特徴あるユニークさを求める傾向が強い⑤海外進出も単純な商品販売からブランドの進出という考え方に移り変わろうとしている――の五つを挙げた。
![](https://kokusaishogyo-online.jp/wp-content/uploads/2021/08/fc1f022aa150fdb6810f90668e55056c-212x300.jpg)
「フラワーノーズ」のブランド大使を務める宮脇咲良
月刊『国際商業』2021年10月号掲載