武田薬品工業は、新型コロナワクチンの職域接種を開始するという日本政府発表の方針に沿い、職域接種を検討し、可能な範囲で進めていくことを決定。7月以降、準備が整い次第開始する予定だ。
接種場所は、東京グローバル本社(東京都中央区)、大阪工場(大阪市淀川区)。なお、光工場(山口県光市)や、同社が入居している湘南ヘルスイノベーションパーク(神奈川県藤沢市)では、別途、各拠点での接種計画の検討が進んでいるため、その内容に従って接種が行われる。対象者は、前述した接種場所や関東地方、関西地方に勤務する同社従業員、派遣社員、業務委託先社員等のうち希望者。
接種体制は、同社の企業内診療所に勤務する産業医および常勤の保健師・看護師など。ワクチンの接種を受ける場合は、職域接種に限らず勤務時間扱いとなる。また、接種後に副反応が出た場合は、短期傷病休暇もしくは年次有給休暇の利用を可能とする。