サンスターは、口の元気度を数値化しセルフチェックすることができる無料スマートフォンアプリ「おくち元気チェック」を5月27日に配信開始した。

日本は高齢者化率が20%を超えて超高齢社会に突入しており、高齢化問題が深刻になるなか、サンスターは、健康寿命の延伸に寄与すべく、2018年からいち早くオーラルフレイル予防に取り組んでいる。「オーラルフレイル」とは、滑舌の低下、食べこぼし、飲食時の「むせ」といったささい口の衰えからはじまり、口の機能が低下し、食べる機能の障害へと進む現象を指し、これが、体力・筋力の低下を招き、全身のフレイル(虚弱)につながるという新たな概念のこと。

そうした中、今回配信した「おくち元気チェック」アプリは、口の状態や機能に関するアンケートの回答と、スマートフォンの通話用マイクに向かって行う発音チェックによって、口の元気度を数値化することができるアプリだ。口の状態によって、おすすめのケア情報などが表示され、オーラルフレイル予防に役立てることができる。

サンスターが実施した、50~79歳の男女1036人を対象にした調査によると、20年12月現在の「オーラルフレイル」の認知率は18.3%とまだ浸透していないのが実態だ。また、オーラルフレイルについて知っていても、自分自身がオーラルフレイル状態にある、もしくは自分自身にもオーラルフレイルの危険性があると自覚している方は非常に少なく、実態と認識のギャップが大きいことがわかった。実際に、オーラルフレイルに関連する症状を感じている人が65.4%に対し、オーラルフレイルの説明を受けた後、「自分自身がオーラルフレイル状態にあると思う」と認識している人はわずか16.4%にとどまっている。

これらより、オーラルフレイルの認知を広げることだけでなく、オーラルフレイルを自分の身に起こりうることだと捉えてもらうことが重要だと考え、サンスターは、自分自身の口の状態や機能を把握するためのツールとして「おくち元気チェック」アプリを開発するに至った。同社は、コロナ禍で会話が減少し、口の動きも衰えている危機的状況の中、オーラルフレイルに早期に気づき、対策をするためのツールとして、同アプリを訴求していく。

・対応OS:iOS13.0以降対応 ※Android対応はなし

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