マンダムは、2021年9月1日よりVI(ビジュアル・アイデンティティ)を38年ぶりに刷新し、同時に、コーポレートスローガンを導入すると発表した。

同社は17年、創業90周年を機に、新たに「人間系」という考え方を根幹に据えた新理念を策定。「人間系企業」として、人にしか成しえない価値、すなわち人の気持ちを思いやる心を持ち、人が喜ぶ姿を想像し、人に役立つ価値を創造していくことが大切だと考えている。

人それぞれが持つ「本来の自分らしさ」だけでなく、人々が願う「ありたい自分らしさ」、両方を応援し挑戦できる、持続可能な豊かな社会を創りあげることがマンダムの新しいお役立ち=ウェルネスと考え、今回新VI・コーポレートスローガンを策定した。

マンダムの事業領域である「健・清・美・楽」を通して、日常生活の豊かさと社会課題の解決を両立する独自のサステナブル経営を推進していく考えだ。

新しいシンボルマークは、マンダムの理念の根幹である「人間系」、マンダムのお役立ちの先にある全てのステークホルダーの「笑顔」、マンダムの頭文字の「M」を表現。人種や国・地域を超えて、老若男女、誰もが共感できる笑顔の形でもあり、マンダムの理念を体現した存在となる。社名「mandom」もオリジナルのフォントで一新する。また、全ての色を包含するモノトーンを基調としながら、シーンにより人の感情までも表現するような、さまざまなカラーで展開していく。

コーポレートスローガンには、マンダムがこれから実現していきたい「お役立ち」を表現。さまざまな社会課題と、生活者課題が複雑化する中、「自分らしく生きること」は、日本のみならず世界中の生活者共通の関心事となっている。そうした中、「何かを目指すためには、何かを犠牲にしなければならないというあきらめ」、「当たり前と思っている思い込み」を打ち破り、全ての生活者が「自分らしく生きること」をサポートする、そしてそれが実現できる社会を持続的に創りあげていくことが、同社にとってのこれからの新しい「お役立ち」だと定義し、「BE ANYTHING,BE EVERYTIME.(なりたい自分に、全部なろう。)」とした。

月刊『国際商業』2021年07月号掲載