売れる商品を集中して販売する(ウエルシア薬局)

ドラッグストアの化粧品売り上げが回復傾向を見せている。「カウンセリング化粧品を除いたら悪くはありません。セルフの一般化粧品に関しては、今期はプラスになると思う」とウエルシア薬局の伊藤将利商品本部化粧品商品部部長は明かす。コロナ禍でマスクの着用が常態化し化粧機会が減少するなかウエルシアHDの2021年2月期第2四半期連結決算の化粧品売上高は、前年同期比1.1%と微減にとどまり健闘している。

化粧品回復の原動力になったのがメーカーとの取り組み強化だ。ピエール ファーブル ジャポン(PFJ)の「アベンヌ」、全薬工業の「ジュレリッチ」、ウエルシアHDの専売品でロート製薬の「リスタ」では、毎年、約2000店あるウエルシア薬局の全店舗で期間内の売り上げを競い合う販売コンクールを展開。今年はコロナ禍ということでマスク対策のスキンケアとして、それぞれ新たに打ち出し方を追加して実施した。「売れる商品を集中して販売した」(伊藤部長)結果、コロナ禍でも安定した売り上げを見せた。

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