■複数のブランド品を1カ所で試せる
「ECに対抗する最大の差別化の武器はカウンセリングと体験型サービスの融合」とマツモトキヨシHDの大友洋平商品部化粧品課次長は明言。2015年9月の「マツキヨラボ」を皮切りに、化粧品特化型店舗「ビューティU」、新都市型店舗「マツキヨ銀座みゆき通り店」など新業態の出店を加速している。その新業態では体験型売り場の進化系が登場しリアル店舗の強みを発揮している。
その一つがテスターバーだ。コスメのテスター商品を多数用意したコーナーでは、メーカー別ではなく複数のブランドの商品を1カ所で試せることが特徴となっている。ドラッグストアでも百貨店でも、化粧品はブランドごとに展開されており、違うブランドのマスカラやリップなどを比較購買できるようになっていないのが一般的だ。テスターバーでは、色別にアイテムが並び、好きなだけ試すことが可能。しかも1カ所で同時にKATEやメイベリンが体験できるのはリアル店舗ならではの試みと言える。
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