アマゾンジャパンは10月19日、プロフェッショナルビューティーストア開設に向けた記者会見をオンラインで開催した。
冒頭登壇したアマゾンジャパン Amazon ビジネス事業本部の石橋 憲人事業本部長は、Amazonビジネスのビジネス概況と理美容業界に特化したAmazonビジネスの新しい取り組みについて説明した。
コロナ禍における医療従事者向けに次ぐ特定利用者向けビジネス第2弾となるプロフェッショナルビューティーストアは、理美容従事者だけが利用できるサービス。アマゾンビジネスアカウント保有者は理美容従事者であることを認証することで利用が可能で、カラー剤、パーマ剤といった理美容専売品を1品から購入することが可能だ。理美容従事者の認証をしない場合は、理美容師免許および保健所の許認可書類などの提出が求められる。
現在ナプラ、ルベル、中野製薬、ホーユープロフェッショナルといったブランド、企業の製品を取り扱っているが、その出品者の多くはディーラーだ。パーマ剤、カラー材といった商材別およびメーカー別に商品の検索が可能になっている。
また、アマゾンジャパン 消費財事業本部 ビューティー事業部の北尾 悠樹事業部長が理美容業界におけるお客の声を紹介。昨年より理美容室10カ所でインタビューを実施してきたが、「最低発注金額があるためこれだけちょっと欲しいというときに発注を見送ることもある。少ない単位で発注できればいい」「ディーラーに1本だけ頼むのは気が引ける」といった声が上がったという。出品者であるディーラーからも期待する声が上がっていることを紹介した。
アマゾンジャパンがこうした特定の利用者に向けたビジネスソリューションサービスを提供するのはコロナ禍に緊急対応した医療従事者向けサービスに次いで二番目のビジネスだが、米国アマゾンでも同様のサービスを提供している。米国では昨年からプロフェッショナルビューティー向けのサービスを提供しているが、日本は二番目のローンチとなる。