ミルボンは、今年6月にスタートした美容室出店型の公式オンラインストア「milbon:iD 」(https://salon.milbon.co.jp/shop/default.aspx)の登録美容室が、当初計画を大きく上回る早さで1100店舗(2020年9月30日現在)を突破したと発表した。

「milbon:iD」は、美容室がmilbon:iDというプラットフォーム上にオンラインストアを開設、その美容室で取り扱いがあるミルボン商品を販売するサービス。今年の6月からミルボンの主力ヘアケアアイテムをmilbon:iDの対象商品としてスタートしところ、6月1日時点では約450店舗の登録があり、約2ヵ月間で倍増、3カ月経過した9月末日で登録が1100店舗を突破。当初、20年末で1000店舗の登録を目指していたが、既にその計画を大きく上回る結果となった。

美容室専売品のECサイトは、美容室が独自に展開することも可能だが、個店で運営するには、プラットフォームの手数料に加え、在庫管理や配送業務などの手間やコストもかかるため、店頭で販売することに比べて利益を確保することが難しい。そうした中、milbon:iDは初期登録時の費用と一購入当たりの手数料を大幅に抑え、また在庫管理や配送業務なども全てミルボンが行うことで美容室の負担を抑えている。ミルボンは、こうした点が評価され、登録店舗数が伸長したとみている。同社は引き続き、milbon:iDの普及に努め、美容室とお客の関係がより深まるような施策を展開していく考えだ。