アサヒグループ食品は、国内製造品の新ブランド「ハンドクリン」から指定医薬部外品の手指消毒剤2品を10月5日に発売した。ラインアップは、持ち運びに便利な「アサヒ 手指の消毒ジェル」(指定医薬部外品・60ミリリットル・600円〈希望小売価格〉)と、速乾性で置き型タイプの「アサヒ 手指の消毒液」(指定医薬部外品・300ミリリットル・900円〈同〉)をそろえる。

アサヒ 手指の消毒ジェル

アサヒ 手指の消毒液

厚生労働省では、新型コロナウイルスの感染対策・予防については、「ウイルスを含む飛沫を吸い込まないよう人との距離を確保する」「マスクを着用する」「手指のウイルスを洗い流す」「身の回りのモノを消毒する」等の方法が啓発されている。そうした背景もあり消毒用品を家庭や外出先で使用する方が増え、手指消毒剤市場の2020年1~5月前年比は約591%(インテージ調べ)と急激に拡大している。

アサヒグループ食品の調査によると、1日1回以上消毒用品を使用している人の割合は約7割にも上るという。また現在使用している消毒用品の満足点として「殺菌・消毒ができること」「ウイルスに効く」「アルコールが配合されていること」が上位に上がり、効能・効果を重視していることが分かった。

そうした中、同社は「ハンドクリン」ブランドを新たに発売することで、感染症対策・予防に取り組んでいる人のニーズに応えていく。なお、発売に際しては商品の安定供給への配慮から、まずはドラッグストア、総合スーパー、ホームセンター、ベビー専門店を中心に受注・製造にて展開し、市場の環境に応じて展開の拡大を検討していく予定だ。