ユースキン製薬は、ひび・あかぎれ・しもやけに効くビタミン系クリーム「ユースキン A」(指定医薬部外品)を創業当時のブランド名「ユースキン」に変更し、9月1日に発売する。また同日に、敏感肌スキンケアシリーズ「ユースキン S」を「ユースキン シソラ」とブランド最大の特長である、潤い成分「しその葉エキス」配合を強調したブランド名に変更し、発売する。

両ブランドとも成分や効能は変わらないが、容器デザインを一新し、より使いやすいものに改良した。容器のタイプはともに、チューブ・ボトル・ポンプの三つをそろえる。チューブタイプはキャップを取り外せる仕様にしたことで、指が入れられ、最後まで使い切ることができる。ボトルタイプは、手に馴染みやすい丸みのある形状にしたことで、プラスチック量8%削減を実現。ポンプタイプは、ワンプッシュで適量が出るように改良したとともに、つけかえ用の素材をパウチに変えクリームが残りにくくなった。

「ユースキン」のラインアップ

「ユースキン シソラ」のラインアップ

発売に先立ち、7月20日に行われたリブランディング発表会では、ユースキン製薬の野渡和義社長がブランド名および容器デザインを変更することへの思いや概要などについて語った。誕生から63年が経つ「ユースキン(旧ユースキン A)」は、多くの愛用者がおり、さまざまな意見が寄せられているという。その意見の多くは効能に関することではなく、「使い勝手」に関することで、今回のリブランディングは「そうした意見を反映した結果」(野渡社長)と説明した。また、ブランド名を誕生時の名称に戻し、原点に立ち返るとともに容器を一新したことで、これからの時代に適した製品だという点を強調し、「高品質で長く愛される製品と情報を通して、肌と心と社会に潤いを提供します」(野渡社長)と述べた。

ユースキン製薬・野渡和義社長

また発表会では、「ユースキン シソラ」に配合されている「しその葉エキス」の効能などについて、同社プロモーショングループの五嶋文乃氏が説明した。五嶋氏は、まず同社が20~40代の女性約1万2000人に実施したアンケートで、約5割の女性が「自分が敏感肌だと思う」と回答したことを示した。さらに「自分が敏感肌だと思う」と回答した子どもを持つ女性に、子どもの肌のことを尋ねた結果、約7割が「自分の子どもも敏感肌だと思う」と回答したという。この結果を踏まえ、五嶋氏は「敏感肌の方は肌のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなっています。そして、そのような敏感肌を世代を問わず、優しくケアできるアイテムが『ユースキン シソラ』です」とアピール。また、「ユースキン シソラ」に配合されている「しその葉エキス」は、北海道の農家で栽培された、しその葉から抽出されており、同エキスは外部刺激に敏感な肌を優しく保湿し、肌のバリア機能をサポートすると強調した。

「ユースキン」(指定医薬部外品)のラインアップは、「チューブ」(40グラム・530円、80グラム・890円)、「チューブ ミッフィーデザイン」(40グラム・530円)、「ボトル」(120グラム・1240円)、「ポンプ」(180グラム・オープン価格、つけかえ用180グラム・同)をそろえる。

「ユースキン シソラ」は、クリーム・ローション・ソープ・ボディシャンプーの4品で展開し、ボディシャンプー以外は医薬部外品となっている。ラインアップは、「クリーム」(チューブ38グラム・680円、ボトル110グラム・1400円)、「ローション」(チューブ76ミリリットル・980円、ポンプ170ミリリットル・1450円、ポンプ用つけかえパウチ170ミリリットル・1180円)、「ソープ」(90グラム・900円)、「ボディシャンプー」(500ミリリットル・1800円)をそろえる。