2019年7月31日、創業70年以上の化粧品メーカーのコーセーと創業100年超の医薬品メーカーのマルホが共同出資してつくったコーセーマルホファーマ。1年の時を経て、いよいよ初めての商品が披露された。オープンイノベーションが叫ばれる中での異業種コラボは、両業界から注目の的だ。成果によっては、化粧品と医薬品の協業は増えるかもしれない。その意味でも、コーセーマルホファーマは重責を担っている。7月10日に開いたウェブ発表会で、コーセーマルホファーマの高橋英育社長は次のように意気込みを語った。

「コーセーマルホファーマは、それぞれの親会社の強み・資産を生かして、OTC医薬品・医薬部外品・化粧品の企画、開発、販売を行っていく。コーセーは70年以上にわたる化粧品製造業としての高い製剤・処方技術の蓄積、毎日快適にご使用いただける使い心地、安全性を誇り、マルホでは長きにわたる皮膚科学領域での知見の蓄積に裏打ちされた医療用皮膚用外用薬の開発と、皮膚科医・患者さまからの効果と安全性に対する信頼感があります。この両社の強みを我々の事業で組み合わせることで、新たなコンセプトの商品を生み出し、お客さまの肌トラブルを解消し、お客さまに笑顔を提供したいと強く思っています。コーセーマルホファーマは、お客さまの肌悩み別にOTC薬品と医薬部外品と化粧品にて、一つのトラブルケアシリーズと捉え、企画、開発、販売を行っていく。OTC医薬品で肌トラブルを治療、医薬部外品でその悩みを繰り返さないよう肌トラブルの予防をコンセプトにしています。今後、継続的に乾燥、ニキビ、シミなどのトラブル肌への対応に取り組んでいく予定です。肌トラブルの治療と予防により、セルフメディケーションの推進とセルフケアサポートを行い、サステナブルな社会の実現に貢献していきます」

左から「カルテ ヒルドイド モイスチュア ローション」(150ミリリットル、35ミリリットル)、「同 モイスチュア エマルジョン」(120ミリリットル、35 ミリリットル)、「同 モイスチュア クリーム」(40グラム)、「同 モイスチュア インストール」(100グラム)

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン