ポーラは、「女性のエンパワーメント原則(Women’s Empowerment Principles、以下「WEPs」)」に署名したことを明らかにした。

「女性のエンパワーメント原則(WEPs) とは、2010年3月に、国連グローバル・コンパクトとUN Womenが共同で作成した、女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則のことで、①トップのリーダーシップによるジェンダー平等の促進②機会の均等、インクルージョン、差別の撤廃③健康、安全、暴力の撤廃④教育と研修⑤事業開発、サプライチェーン、マーケティング活動⑥地域におけるリーダーシップと参画⑦透明性、成果の測定、報告――の7原則で構成されている。ポーラは、今回の署名により、この原則を遵守していくことになる。

現在、ポーラの女性役員の割合は約40%、女性管理職の割合は約30%を占める。育児休暇制度やテレワークをはじめとした人事制度の推進に加え、意欲と能力のある女性従業員の活躍の場の拡大や管理職への登用、公平性ある人事評点など、性別やライフステージに関わらず、一人一人の能力を十分に発揮できる環境づくりを推進している。

さらに、全国各地域に存在するビューティーディレクターの数は約4万1000人にのぼり、20代~100歳以上と幅広い年代が個人事業主として活躍。スキルや売り上げのみならず、社会性・人間性を育みながら自分の可能性を広げ、多くの人や社会に影響を与えるビジネスリーダーを輩出している。

ポーラは今年6月、誰もが「美しく生きる」ことができる社会を目指す「サスティナビリティ方針」を策定し、 2029年までのSDGsの目標数値を定めた。ゴールの一つとして、「ジェンダー、年齢、地域格差、さまざまな『壁』の解消」を掲げており、今回の「WEPs」への賛同と署名を機に、女性のエンパワーメントおよびダイバーシティ推進をさらに強化し、全ての人が活躍できる社会を創造することで、持続的な社会への貢献を目指す。