エーザイは、ザーネブランドから医薬品シリーズ「ザーネメディカル」を展開し、「ザーネメディカルスプレー」(100グラム・1800円)、「ザーネメディカルクリーム」(25グラム・600円)を8月25日に発売。それに伴い、メディア向けにオンライン製品発表会を9月17日に開催した。

ザーネメディカルスプレー(左)、ザーネメディカルクリーム(右)

「ザーネメディカル」は、有効成分にヘパリン類似物質を配合した医薬品シリーズ。保湿、肌の血行促進、さらに肌の炎症をおさえる効果が相まって、乾燥によるトラブル肌を改善する。

「ザーネメディカルスプレー」は、ヘパリン類似物質配合の一般用医薬品として初めてのスプレータイプ。手が届かない背中にも使いやすい仕様になっている。

「ザーネメディカルクリーム」は、携帯に便利な小型サイズのチューブタイプ。狭い部位へのポイント使いに便利で、伸びがよく、塗った後のベタつき感がないのが特徴だ。また、子どもの乾燥した肌にも使用が可能だ。

発表会は2部構成で実施した。第一部では美容コーディネーターの弓気田みずほ氏が登場し、加齢による肌乾燥の仕組みやヘパリン類似物質の有用性を説明。第2部では昨年リニューアルした医薬部外品「ザーネクリーム」を使ったハンドケアのスペシャルコンテンツ。弓気田氏は「血行が悪いとせっかくのスキンケアも効果が発揮しにくくなる。めぐりのよい肌と体を保つことが大事。それでも肌トラブルが起きたら、それを長引かせないように上手に医薬品を取り入れてできるだけ早く改善することをお勧めしたい」とメッセージを発信した。

エーザイが、40~50代の女性を対象として実施した調査では、ボディの乾燥悩みを持つ人の65.6%、約3人に2人が「以前と比べて乾燥度合いの強まりや、乾燥が気になる範囲の広がりを感じている」ことが判明。これまでより乾燥が強まった、背中やわき腹、太ももからふくらはぎ、かかとまで乾燥するボディの箇所が広がってきた、年齢を重ねるごとに肌が変わってきているといった症状は、年齢にともなう「乾皮症」の初期段階の可能性もあり、そのまま何もケアをしないでいると症状が進んでしまうこともあるため、早めの対処がカギになる。今回発売した「ザーネメディカル」シリーズは、生活者の選択肢を広げることになりそうだ。