コーセーは3月16日、同社が実施する「新型コロナウイルス感染症対策」の措置期間を3月31日まで延長することを発表した。3月3日に発表した同対策は、当初3月20日までとしていたが、現状が感染拡大防止に向け極めて重要な期間であることから、延長に踏み切った。今後も状況を鑑みながら随時、措置期間の延長ならびに内容の見直しを行うとのこと。

コーセーが実施している「新型コロナウイルス感染症対策」の概略は以下の通り。

従業員の出社(人数や頻度)をおおむね3分の2程度に抑制。具体的には、国内の各事業所において、下記の方策を組み合わせ抑制に取り組んでいる。

・在宅勤務の推進(テレワークの活用など)

・ローテーション出勤の推進(在宅勤務の活用や有給休暇取得の勧奨など)

・営業職の直行直帰の推奨

その他、スーパーフレックス制度(コアタイムなし)を活用し、ラッシュ時のピークを避ける時差出勤、海外・国内出張および事業所間移動(本社、研究、工場、支店などの間)の原則禁止などの取り組みにより、感染リスクを最小限にとどめる。

なお、3月、4月に控える同社の入社式および企業説明会は、Webを活用した動画配信に切り替える。

ビューティコンサルタント(美容部員)の店頭活動については、タッチアップおよび声がけ活動を「禁止」とし、「手指のアルコール消毒」「マスクの着用」を継続。