コーセーは、タルト社との共同開発品「Awake(アウェイク)」のブランドコンセプトを「NY生まれのヴィーガンブランド」と改め、日本ではまだ浸透していないヴィーガンコスメブランドとして発信していくとして、12月10日、新製品発表会を開催した。
ヴィーガンとは、食品や衣類に動物由来原料を取り入れないライフスタイル。同ブランドによると、世界で急速に拡大しているヴィーガン市場は2022年には世界で109億ドル規模となり、そのうちヴィーガンコスメ市場は2025年までに20億ドルに急成長すると予測されている。中には世界の消費者トレンド予測では約20%が化粧品に対しヴィーガンであることを求めるようになる、という予測もあるという。
そうしたトレンドを捉え、アウェイクは数ある特長のうち、ヴィーガンであることをブランドメッセージの中心に据える方針で、ブランド全体として今後はそうした動物由来原料フリー、動物実験原料フリーの他、パラベン、ミネラルオイル、ワセリンといった九つの化学物質フリー、さらに天然香料100%を前面に押し出してコミュニケーションしていく考えだ。
2月7日に発売する「アウェイク UVアンブレラ サンプロテクションミルク」(50ミリリットル・3000円・SPF50+・PA+++)は、開発担当者が「毎日使いたくなる日焼け止めにこだわってつくった」と断言するアイテム。刺激になりやすい紫外線吸収剤フリー処方ときしみ感や白浮きのない滑らかな付け心地を実現するため、ボタニカルオイルとボタニカルパウダーを配合。肌への優しさ、ストレスのない使い心地と、高機能UVケアを両立させたサンケアに仕上がっている。
3月6日に発売する「同 プットオンアハッピーフェイス ティンティド モイスチュアライザー」(新1色・全3色・30ミリリットル・3800円・SPF50+・PA++++)の新色は、トレンドを抑えた少し赤みのある明るい肌へと仕上げる「00 light」。ボタニカルオイル配合のヴィーガン処方で、肌に優しく、潤いのあるツヤと透明感のあるフレッシュな仕上がりを叶える。
同日に発売する新商品「同 レイオブブライト ラディアンス モイスチュアライザー」(50ミリリットル・2800円・SPF20・PA++)は、USのメイクトレンドを捉えたアイテム。「数年前に流行していたコントゥアリングメイクからストロボ効果メイクにトレンドが移り変わっている」(開発担当者)状況を踏まえ、化粧下地としてもハイライトとしても使えるマルチアイテムに仕上げた。肌を明るく見せるシルバーだけでなく、肌なじみのいいピンクとゴールドのパールも同時に配合することで、明るすぎず、光があたったときに立体感のあるツヤ肌を作り出すことができる。