中国国民の不満が高まるばかりだったので、習近平主席は、新型コロナウイルス対策の不備を認めざるを得なかった。感染者が増え続け、当初17年前に流行したSARSほど致死率は高くなく、インフルエンザに毛の生えたようなものと言われていたのに、SARSによる死者を超えてしまった。原因は初期の対応が遅れたことだ。発祥地武漢での対応が遅れた。

武漢在住の眼科医李文亮が昨年12月の終わりに警告を出した。「SARSの患者がいる」と。ところが警察は「虚偽の情報を流している」と抑え込んでしまった。李は自己反省文を書かされ、それへの署名もした。その後自らが新型コロナウイルスに感染してしまい、2月7日亡くなった。SNSには李への追悼文であふれかえった。英雄視されてしまったのだ。

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