美のエキスパートを増やす。ジャパン・ビューティーメソッド協会(JBMA)が提供するメイクアップ検定への共感の輪が広がり始めた。背景にあるのは、高い技術、深い知識、美意識を備える人材の社会的地位向上が業界共通の課題であること。JBMAを立ち上げた大竹政義理事長は「自分の技量を確認してもらうとともに、さらに上を目指してもらうためにJBMAの検定をつくった。メイクアップ業界の裾野を少しでも広げていきたい」と語る。JBMAの価値、成果、課題について、化粧品専門店ダイゴウ(埼玉県)の大郷徳子専務取締役、ダイゴウの鈴木由美子店長、JBMA認定講師の立本陽子(徳島県・株式会社ひかりや取締役)に語り合ってもらった。

技術で対価をもらわないと生き残れない

大郷徳子(以下、大郷)時代は大きく変わっており、特に化粧品の買い場が増えています。その中で、お客さまの二極化が進んでいます。一つは、自分で商品を選びたい人。これは化粧品専門店のターゲットではありません。もう一つは、プロの意見を参考にして商品を選びたい人。これが専門店のお客さまになると思います。この流れの中で、メイクアップの技術には価値があります。コスメティック甲子園が終わった後、資生堂のワタシプラスを通じて予約を受け付けるのですが、私のお店では1カ月間で約40件の申し込みがありました。来店される方は、全くメイクがわからないので教えて欲しい、というのです。このニーズに応えられるのは専門店だけだと思います。

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