タイは、前年同月比14.1%増の6万2100人で、9月として過去最高を記録。バンコク-福岡線の新規就航等に加え、旅行博への出展、メディア招請等の訪日旅行プロモーションの効果や昨年は台風第21号の影響による関西空港の閉鎖に伴う航空便の欠航等があったこともあり、訪日者数の前年同月比は二桁の伸びを記録した。

シンガポールは、前年同月比24.5%増の2万9100人で、9月として過去最高を記録。学校休暇に伴う訪日需要に加え、昨年は台風第21号の影響による関西空港の閉鎖に伴う航空便の欠航等があったこと、前年春頃に比べ増便や機材の大型化による航空座席供給量の増加等もあり、訪日者数の前年同月比は好調な伸びを記録した。

マレーシアは、前年同月比8.0%増の2万8800人で、9月として過去最高を記録。昨年は台風21号の影響による関西空港の閉鎖に伴う航空便の欠航等があったことに加え、三連休が三回あり海外旅行需要が高まったことから、訪日者数の前年同月比は増加した。

インドネシアは、前年同月比2.3%増の2万5000人で、9月として過去最高を記録。昨年5月に就航したジャカルタ-成田線の運休等により航空座席供給量が減少した影響は引き続きあるものの、昨年は台風21号の影響による関西空港の閉鎖に伴う航空便の欠航等があったことに加え、例年より1カ月早く始まった旅行博シーズンでの訪日旅行商品の販売やインセンティブ旅行を目的とした渡航の増加もあり、訪日者数の前年同月比は増加した。

フィリピンは、前年同月比52.5%増の3万7800人で、9月として過去最高を記録。昨年12月のマニラ-新千歳線、2月のマニラ-羽田線、7月のマニラ-関西線、8月のクラーク-成田線の新規就航等による航空座席供給量の増加に加え、旅行博への出展や昨年は台風第21号の影響による関西空港の閉鎖に伴う航空便の欠航等があったこともあり、訪日者数の前年同月比は好調な伸びを記録した。

ベトナムは、前年同月比30.9%増の3万8300人で、9月として過去最高を記録。旅行会社と連携したキャンペーンによる訪日旅行商品の販売促進、訪日セミナー・商談会の実施やイベント出展等の訪日プロモーションの効果に加え、新規就航、増便による航空座席供給量の増加やインセンティブ旅行を目的とした渡航の増加もあり、訪日者数の前年同月比は好調に推移した。

インドは、前年同月比19.5%増の1万5900人で、9月として過去最高を記録。旅行会社や航空会社との共同広告や旅行雑誌への広告掲載による情報発信等、継続的に展開してきた訪日旅行プロモーションの効果に加え、インセンティブ旅行等のMICEを目的とした渡航の増加もあり、訪日者数の前年同月比は好調な伸びを記録した。